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〈特集1〉あらゆる人権が尊重されるまちに(2)

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埼玉県志木市
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■第6次計画の新たな取組男性の家庭参画の推進
□男女の家事負担の割合
令和元年10月に実施した市民意識調査の結果、「家事などをどの程度行っているか」という設問に対し、「いつもしている」の項目を性別で見ると、すべての項目で女性のほうが高い割合になっており、特に「洗濯」及び「食事のしたく」では、50%以上の乖離(かいり)が生じています。
多くの女性が社会で活躍している今、夫婦で家事を分担する意識はありつつも、女性が担っている場合が多いのが現実です。

志木市男女共同参画に関する市民意識調査(令和元年度)より
家庭の家事などを「いつもしている」と答えた人の割合

□家族みんなで家事シェアに取り組んでみませんか
「料理は私、掃除はあなた」といった家事分担だと、負担が偏ったり、思い通りにいかないことも…。そこで、家事を分担するのではなく、家族全員で家事を共有する「家事シェア」に取り組んでみましょう。
うまく家事シェアに取り組めると、ゆとりある暮らしができたり、家族が病気になった時も生活の基本が維持できます。

□家事シェアのコツは、話し合いと感謝の気持ち
1.下のシートを活用して、皆さんが行っている家事に○をつけましょう。
2.シートを見ながら、負担に感じている家事、家族に協力してほしい家事などを話し合いましょう。
3.家事シェアを実施し、家族に「ありがとう」などの感謝の気持ちを伝えましょう。


※( )には、自分・パートナー以外の人を書きましょう。

▼男女共同参画のパネル展、図書館テーマ展示を開催
▽パネル展示「セクシュアルハラスメントのない社会へ」
お互いを認め合い、セクシュアルハラスメントなどがない社会をつくるために、一人ひとりにできることを考えます。
とき:6月10日(木)~16日(水)
ところ:総合福祉センター

▽男女共同参画に関する図書館テーマ展示
男女共同参画に関する図書の特別展示を行います。
とき:(1)7月29日(木)まで、(2)6月1日(火)~29日(火)
ところ:(1)柳瀬川図書館、(2)いろは遊学図書館

■男性が掃除や料理の家事を楽しみながら続けられるようにする専門家 カジオス(R)尾上さんに聞きました
(Interview)男の家事教室 カジオス(R)代表 尾上元彦(おのうえもとひこ)さん

ー「カジオスはどのような取組を行っているのでしょうか?」
家事をやりたくなる気持ちにさせる意識改革から、家事ができるようになるスキル指導まで、男性を対象にした家事支援を行っています。
「カジオス」という名前には、「《家事》をする男性の背中を《押す》」と「《家事》をする男性《オス》」という意味が込められています。

ー「カジオスをはじめたきっかけを教えてください。」
東日本大震災で被災した経験がきっかけです。当時、宮城県に単身赴任をしており、幸いなことに、私自身は津波の被害を免れました。
その日の夕方、よく食事に行っていたお店に足を運ぶと、割れた皿などが店内に散乱した状態でした。お店を営むご夫婦は呆然(ぼうぜん)と立ち尽くしていましたが、片付け・掃除を手伝い、少しずつ店内が綺麗(きれい)になっていくにつれて、気持ちが前向きになっていくのを感じました。
そして、店主といっしょに次の日から炊き出しを行うことに決めたのですが、炊き出しをはじめると、温かい料理を食べていくうちに笑顔になる方がいたんです。掃除は心が前向きになり、料理は栄養面だけではなく精神面も元気にし、笑顔にする。家事の持つ力を知った瞬間でした。
そして、団塊世代が定年を迎え、図書館や公園などで時間を持て余しているように見える男性高齢者をよく目にするようになり、掃除や料理には人を元気にする効果があることから、男性に家事を教える事業、「カジオス」をはじめました。

ー「カジオスではどのようなことを意識して取り組んでいますか。」
押し付けや義務から家事をはじめてもモチベーションが上がらず、継続しません。カジオスでは、家事が楽しいと感じ、内面からやろうという気持ち(内発的動機付け)を持ってもらうように意識しています。
例えば、カジオスの料理教室では、味付けをレシピに載せません。男性が仕事で身に付けた、仮説・検証などのビジネスプロセスを活用しながら、さまざまな調味料を混ぜあわせ、おいしいと思う味付けを見つけてもらいます。できあがった料理ではなく、できるまでの過程を楽しむことで、家事に興味が出て、継続できるようになると考えています。

ー「男性の家庭参画についてどのように考えていますか。」
共働き世帯数が専業主婦世帯数を上回って20年以上経ちますが、家事の約8割を女性が担っており、男性の家事負担の割合はもっと増えたほうがいいと思います。男性が家事をいかに楽しく行えるかを考え、伝えていく中で、男性の家庭参画を増やしていければいいなと思っています。

問合せ:人権推進室
【電話】内線2217

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